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2019年8月 7日 (水)

『牛深から長島の海峡が海洋汚染?』

 牛深から長島へのフェリーに久し振りに乗船した。10数年前に乗った事があるが、海の汚染が進んでいると感じた。牛深と長島の海峡は東シナ海に面しているので青々しく感じたものだった。あの美しかった海がゴミの山と化している。そのゴミのほとんどがプラスチック類である。木材や竹なども混じっており、梅雨時の大雨の影響も考えられるが、外洋に面しているのに、このゴミの量にはビックリする。プラスチック類の中でも大小のビニール袋(買い物袋)がほとんどである。

 世界的にプラスチックゴミが問題となっている。ゴミの塊がハワイ近辺の太平洋に溜まっているらしい。大きさは日本の面積の4倍以上といわれる。その90%以上がプラスチックゴミだという。カメやクジラなどの生物が飲み込み、体内に多くのビニールが取り込まれ死んだとの報道もあった。また、プラスチック類が微細化してマイクロプラスチックとなり、水中に拡散しているという。それを魚が食べ、その魚を食べた人に伝播して体内に蓄積するという食物連鎖の危機を叫ぶ学者もいる。

 ビニール袋を禁止した国も増加している。一方、日本ではマイ買い物袋や、ビニール袋の有料化などの対策が始まっているが、格安で便利なビニール袋にはとても対応できていない。急がないと海の生物がいなくなる時代が迫っている。大好きな刺身や寿司が食べられない日が来るのかもしれない。寂しいなあ。(勉)

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