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2020年11月

2020年11月27日 (金)

『米国のパリ協定復帰』

 人類の歴史は感染症との闘いであったといわれる。過去、ペスト、天然痘、コレラ、スペイン風邪などのパンデミックが人類を苦しめてきた。100年前のスペイン風邪は5000万人から1億人もの犠牲者を出したという。今日現在、新型コロナウイルスは、全世界で感染者は6,046万人、死者142万人と報道されているが、日本でも三次感染の波の真っ只中にあり、収束にはまだまだ時間を待たねばならない。

 感染症は動物を媒体として感染拡大する。地球温暖化といわれ、気候変動による豪雨災害や大型台風が頻繁に発生する今、新たな感染症の発生を恐れる研究者もいる。地球温暖化が氷山の崩壊や凍土の溶出を招き、中に生存しているといわれる動物のウイルスが動き出し、新たな感染症を生むというが、怖い限りである。

 菅首相が所信表明で2050年までに温室効果ガスを実質ゼロにすると宣言した。一方、米国のトランプ政権は、パリ協定を離脱していたが、今回、大統領に当選する見込みのバイデン氏は、パリ協定に復帰すると公約した。気候変動などから温暖効果ガス説を信じる者としては喜ばしい限りである。(勉)

2020年11月13日 (金)

『彩りの季節』

 立冬も過ぎ、鹿児島でも紅葉の季節を迎えた。東北や京都には及ばないが、えびの高原の六観音御池湖畔の赤や黄色の紅葉が、登山客らの目を楽しませているという。

 甲突川河畔でも桜やイチョウの葉が紅葉を始めているが、イチョウはまだ緑と黄のグラデーションである。

本来は、照国神社前の街路樹のイチョウが黄葉して季節の彩りが見られる頃でもあるのだが、最近見られなくなって寂しい限りだ。何でも落葉した葉っぱの掃除が大変な労力らしい。そこで、葉が黄葉する前に剪定しているという。

 モミジ、ハゼ、ナナカマドなどの紅葉も美しいが、イチョウなどの黄葉も美しい。イチョウ葉の薬効のある独特な香りに包まれて、黄色い絨毯を歩くのもおつなものだ。(勉)

Dsc01308 「霧島神宮も紅葉の兆し」