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2021年1月 8日 (金)

『七草祝いとコロナ』

 1月7日は、鹿児島の伝統行事「七草祝い」の日である。数え年七歳になった子供たちの成長を願ってお祝いする。子供たちが神社に振袖や羽織袴姿でお参りする様子が報道された。本来は、神社参拝の後、7軒の家を回って七草粥をもらい、家で合わせて食べる慣わしだった。しかし、最近は神社や幼稚園で七草粥を準備してもらうと聞く。

 私や我が家の子供達は、親戚や近所の知人に事前にお願いして作ってもらうのが普通であった。七草粥、御祝い、するめを貰った記憶がある。現在は、7軒の家を回るのが困難になっているようだ。核家族で近くの親戚や知人が少なくなっているのが要因の一つだろう。今年は、コロナ禍で人との接触を極力避けたいとの思いもあったのだろう。地方の一行事にもコロナの影響は及んでいる。

 政府は東京を始め、近隣三県を中心に一ヶ月間の「緊急事態宣言」を宣言した。コロナ感染第三波の真っ只中にあり、感染拡大を食い止めたいとの狙いからである。英国やアフリカなどでは、新変種のウイルスが感染を急拡大している。

 ウイルス蔓延を防ぐには、若者、高齢者問わず一人ひとりが三密を避ける努力が基本。目の前の一見元気そうな人から感染することがある。罹患者の半数近くは無症状の人から感染しているという。(勉)

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