魔法のランプ
老舗の珈琲店で出会った、ストーブの『青い炎』、なんと美しい色だろうと思った。アラジンストーブの『ブルーフレーム』は、70年前イギリスで開発され、頑なまでにフォルムを変えず現在に至っている。ムラなく気化された灯油に、充分な酸素が供給されると良好な燃焼状態の『美しい青い炎』が見えるのだ。心地よい、やさしい暖かさで、癒しの空間を提供してくれる。珈琲店で見たストーブは年代物だが、新品と見間違うほどの手入れのよさで、ピッカピッカであった。店主曰く、25年前の形が最も素晴しいとの事。リサイクルショップに通う日が続く。