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2019年2月

2019年2月27日 (水)

「関西空港連絡橋に思う」

 先日、関西空港連絡橋の橋桁架設完了のニュースが流れた。橋桁の補修・新桁作成は通常1年以上の工期が必要といわれるが、約5ヶ月で架設に至ったのは関係者の並み並みならぬ努力の結果であろう。

 原因は、9月に襲来した台風21号により非難して停泊していたタンカーが強風に流され橋桁に衝突したことによる。また、空港も高潮により浸水し大規模停電を引き起こし一時8000人が孤立した。今回の事故で、重要施設近辺における船の避難や海上空港の連絡橋の弱点も露呈した。

 日本列島は台風の銀座と教えられたが、超異状時の危機対応にも普段から取り組んで行くのもアセットマネジメントの一つだろう。

 一技術者として、昼夜問わず全力で工事に携われたすべての関係者の皆様に心より感謝申し上げたい。(勉)

  クレーン船による架設

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2019年2月21日 (木)

「白モクレンの季節」

 雨水に入り、春が手に届く所までやって来た。モモヒキ愛好者にとってはうれしい季節到来となる。

 今年も中央駅西口の白モクレンが開花した。週末には満開になるようだ。白モクレンが咲くと、続いてミモザ、桜、チューリップ、コデマリなど百花繚乱の楽しい春を迎える。   

 今年の西口白モクレンは、少し樹形が悪い。昨年の樹木の手入れで刈り込み過ぎたせいだろう。白モクレンファンとしては、もう少し考慮して切り込んでもらいたいと思う。

 最近は、街路樹のイチョウの葉が黄葉する前に枝を切り落とすという。落葉の清掃に手がかかり困った住民からの苦情なのだろうが。イチョウの黄色い葉っぱの絨毯は心を和ませ、かすかな香りには抗菌などの薬効成分があるといわれるが・・・。(勉)

                      中央駅西口の白モクレン

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2019年2月 5日 (火)

「カラスの家作り」

 朝の通勤時に、ナポリ通り中央分離帯付近にクスの小枝が沢山落ちているのに気づいた。街路樹のクス剪定後の片付けが行き届かなかったのかなと思った。しかし、木を見上げると剪定した形跡は無い。景観を考えて人家に直接影響が無いから少しだけ切ったのだろうと独り言。会社に着いて「ナポリ通りのクスの剪定会社は、最後の始末が出来ていないね」とNさんに話すと、「あれはカラスさんの仕業よ」という。「クスの枝が沢山落ちているなと思って、木を見上げるとたくさんのカラスが茂みの中に居て、クスの枝先を口で切っている」のを発見したという。そうだったのかとビックリする。

 早速、外出のとき確認をする。新しい枝が落ちている。落ちている。街路樹を眺め渡してみると、茂みに大きなカラスさんが居るではないか。暫く眺めていると、案の定枝が落ちてきた。造園会社さん疑ってごめんなさい。しかし、何の目的で枝を切るのだろう。昨年末にナポリ通り以外の歩道のクスの枝は非常に短く刈り込まれており、そこの茂みにあったカラスの家までも切り取られたのだろうと推測する。以前、会社近くのクスの剪定時、カラスの大きな巣が見つかった事がある。クリーニング屋さんの針金ハンガーをいくつも組み合わせた立派な巣であった。隙間には木の枝や布、ビニールなどが敷き詰められていた。分散して暮らしていたカラス達の家が無くなり、ナポリ通りのクスに集まってきたのだろうと、カラスの事を考える一日であった。春からの子育てに巣作りを始めるというが、暖冬の故に早まったのかもしれない。(勉)