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2019年2月27日 (水)

「関西空港連絡橋に思う」

 先日、関西空港連絡橋の橋桁架設完了のニュースが流れた。橋桁の補修・新桁作成は通常1年以上の工期が必要といわれるが、約5ヶ月で架設に至ったのは関係者の並み並みならぬ努力の結果であろう。

 原因は、9月に襲来した台風21号により非難して停泊していたタンカーが強風に流され橋桁に衝突したことによる。また、空港も高潮により浸水し大規模停電を引き起こし一時8000人が孤立した。今回の事故で、重要施設近辺における船の避難や海上空港の連絡橋の弱点も露呈した。

 日本列島は台風の銀座と教えられたが、超異状時の危機対応にも普段から取り組んで行くのもアセットマネジメントの一つだろう。

 一技術者として、昼夜問わず全力で工事に携われたすべての関係者の皆様に心より感謝申し上げたい。(勉)

  クレーン船による架設

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