『イチロー引退』
25年程前、子供達がリトルリーグに入団していた頃、チーム監督の推薦でオリックスのオープン戦を見に行った。イチローが活躍し始めた頃で、ライトの守備位置は超満員の状態だった。特に子供達は良く知っていて、たくさんの少年野球チームが陣取っていた。対戦チームや試合の内容は全然覚えていないがチローが試合前の準備運動にかなりの時間をかけていたことをはっきりと覚えている。
その後、プロ野球で大活躍し、タイトルを次々と獲得し、当時、野手としては異例の大リーグマリナーズ移籍を果たした。その喜びに満ちた入団会見をつい先日のように思い出す。大リーグでも日本以上の大活躍をし、数々のタイトル獲得や記録樹立も大きく取り上げられた。「50歳まで現役を」の言葉に、イチローなら出来ると思っていた。
マリナーズからヤンキースなどを経由して、昨年から古巣のマリナーズに再入団した。しかし、レギュラーは獲得できずフロントに入り、練習は今までと同様にやっていたが、実戦から半年以上離れた状態で、先日の東京での大リーグ開幕戦に至った。
イチローでも練習のみで実戦に出られない日々は、かなり気分が滅入ったことだろう。
しかし、後の会見でこの練習があったからこそ試合に出られ、今があると言う。イチローの
チームに対する貢献があってこそで、結果として日本での引退試合となったのはチームの粋な計らいでもあったのだろう。
夜半の長い会見の最後は、「お腹が空いたのでそろそろやめませんか?」だった。イチローらしさがでて誠実感がありとても良かった。
これからは「監督は人望が無いので絶対出来ない。」、「草野球を極める。」と言うが、大リーグ監督になる日を待ちたい。(勉)
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