「ほっとけない赤」
桜には皆大騒ぎをするけれども、躑躅にはそれほどの思い入れがないように思える。石楠花に引けをとらない華麗さなのに、目線の違いからだろうか。近郊の山里によく散歩に行っていた頃、全山赤いつつじの光景に出会い、息をのんだことがあった。かつて、山につつじが咲くと苗代に籾を蒔いたと聞く。鮮やかな赤いつつじは神聖視され、山から里へ田の神をいざなうものと農耕にたずさわる人の畏敬の念を集めたという。昨日、土に親しむ友人は真っ赤な躑躅に出会い、呼び寄せられるように購入したという。(由)
桜には皆大騒ぎをするけれども、躑躅にはそれほどの思い入れがないように思える。石楠花に引けをとらない華麗さなのに、目線の違いからだろうか。近郊の山里によく散歩に行っていた頃、全山赤いつつじの光景に出会い、息をのんだことがあった。かつて、山につつじが咲くと苗代に籾を蒔いたと聞く。鮮やかな赤いつつじは神聖視され、山から里へ田の神をいざなうものと農耕にたずさわる人の畏敬の念を集めたという。昨日、土に親しむ友人は真っ赤な躑躅に出会い、呼び寄せられるように購入したという。(由)
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