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2018年10月31日 (水)

『高所恐怖症』

2階のベランダから下を見ると、ゾクゾクするので近寄りたくない。高所恐怖症である。しかし、飛行機や観覧車の窓から地上を見ても恐怖心は全く無い。枠があるという安心感からだろうか?

 橋梁調査が時の業務となっている。その昔、アーチ橋の調査をやった事がある。今は亡きM課長と奥多摩湖に架かるランガー橋の調査に行った時の話である。

 橋は湖面から50m程の桁下高があり、歩道からは怖くて下を見ることは出来なかった。路面から10m位の高さにアーチの部材があり、アーチと垂直材の接合部の調査であった。近接目視と写真撮影が主な仕事で、移動式ロリングタワー(6m程か?)に登り調査するものであった。同行したM課長から「俺、大の高所恐怖症なんだよ。君、上に登って調査してくれ。」との指示あり。私も高所恐怖症だと言っても取り合ってくれなかった。しかたなく意を決して登った。登るときは上だけ見て一気に登ったが、どうしても下の湖面が見えてしまい身がすくむ。なんとか調査が終わったが、降りる第一歩がなかなか踏み出せなかった。火事場の○○力ではないが、一気に降りた。そこにはニコニコ顔のM課長。ホッとして足の力が抜けて座り込んだことを、懐かしく思い出す。(勉)

                        ランガー橋の姿(類似の橋)

      

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