「たまご」
「たまご」 卵が好きかと問われると困ってしまう。昔から、あまり卵を食べた記憶がない。最近、原因判明。母が子供の頃、卵に中ったらしく卵料理はあまり作らなかったのだ。 日本人がニワトリの肉や卵を食用にしたのは、江戸時代というが、いったいどんな料理だったのだろうか。ニワトリは、夜明けを告げる鶏として魔を払う力があると信じられていたから大切なものだったのだろう。 卵の95%は国内産で大変自給率の高い食品であるが、その卵を産んでいるニワトリは、親鶏の系統をさかのぼるとなんと99%欧米の育種企業からの輸入らしい。 卵の世界にも業務用食材として液卵や粉卵という思わぬ形での輸入が増えている。ここにも世界の鶏卵シェア1位で41%を占める中国が登場する。「たまごよ、お前もか・・・」ということがありませんように。(由)