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2008年12月17日 (水)

「凍結する湖」

松本清張氏の小説で長野県大町市にある仁科三湖のひとつ木崎湖を知った。

ちょっとおぞましい事件の舞台になっていたので、どんな湖かと興味を持った。

秋に訪れてみると、周辺の山々の紅葉に霧、そして青空のコントラストが見事な湖だった。夏でも水温がかなり低く、冬は湖面が凍結するという。

こんなに素敵な湖が何故あんなに残酷な舞台になったのかと不思議だった。

湖畔の民宿に辿り着くと、留守の様子。待てど誰も帰ってこない。すっかり日が暮れてから、やっと帰宅した宿の老主人、最近、郵便受けをみなかったなあとのんびりした返事。初めての民宿体験は、寒さと長い待ち時間で始まった。暖かいおもてなしと素晴らしい湖で帳消しになったけれども。同行者はおしゃべりをするうちにすっかり信州弁訛りまで頂戴していた。(由)

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