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2018年12月 6日 (木)

『ゴーン氏と稲盛氏の危機対応とその後』

 師走を目前にして、日産ゴーン会長が逮捕されてビックリした。逮捕17日目の昨日、再逮捕された。思い起こす事がある。京セラ名誉会長の稲盛氏はJALの経営危機の際に請われて再生の中心となった。

JALはグローバル化の波に乗れず危機に至っていた。日産と同様にリストラや給料カット、経費削減などの改革を実施し、同じようにV字回復しJALの再上場に至る経営手腕が賞賛された。二人ともV字回復の再建を成し遂げられた。しかし、異なるところがある。ゴーン氏の現状を考えると、つくづく考えさせられる。稲盛氏は危機対応に先立ち、「無給」なら引き受けるといって就任し、上場の暁には身を退かれた。それは、心情とされる仏教の教え「利他の精神」から来るのであろう。そして、尊敬される西郷隆盛の「敬天愛人」を座右の銘とし、京セラの社是ともなっている。京都賞の創設や鹿児島にも多額の寄付を戴いている。

簡単に比較は出来ないが、仏教の教えに基づく危機対応に改めて感動する。(勉)

  

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