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2018年12月19日 (水)

『世相を表わす一文字』

 今年の漢字は『災』に決まった。西日本豪雨、北海道東部地震がその最たるものだろう。夏の異常な暑さやゲリラ豪雨など自然からの脅威を感じた年だったと思う。先日、国連地球温暖化対策を話し合うCOP24がポーランドで開かれた。2016年11月に発効したパリ協定の実施に必要なルールの採択に向けた議論をするためだ。しかし、採択が難航し、会期延長でようやく決まった。先進国と途上国の対立が主な要因で、先進国と途上国に差をつけず、温暖化効果ガス削減の目標と検証の厳しい基準を設けるものだった。2020年に1.5%~2.0%削減を目指すものだ。パリ協定は途上国を含む全ての国が室内効果ガスの削減に取り組む事が定められている。しかし、世界第2位の排出国である米国のトランプ大統領は脱退を表明している。気象変動など無いと主張している。近年発生している巨大台風やカリフォルニアに於ける大火災の原因はなんなのだろうか。一州の森林管理の対策不備だけでは片付けられない。それにしても、世界的な自然災害の多さは何を人間に問いかけているのだろうか?海面上昇に直面する南太平洋の島嶼国は水没の可能性もあるというが。(勉)

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