« 2019年4月 | メイン | 2019年6月 »

2019年5月

2019年5月31日 (金)

『東京オリンピック』

 チケットのネット予約が始まった。予約の待機時間や高額の入場料にあまり食指は動かなかった。私にとって、日本でオリンピックが開催されるのはおそらく最後の機会だろう。

 友人の卆寿になるK氏が、オリンピックを見に行きたいという。冥土の土産にしたいのだと冗談まじりの本音。その本人が救急車で搬送され手術したと後日聞いた。人間とは分からないものである。入院前日まで足の悪い奥様の介護施設を息子さんと探しに出かけていたそうである。あんなに元気だったのにと皆ビックリ。

 面会謝絶で20日程は見舞いにも行けず、奥様とも連絡がつかなくなり心配していたところ、突然、本人から「心配かけてすまなかったね」と連絡がある。いつもの元気な声にビックリするやら安堵するやら。同時期に奥様も、自宅で転倒され入院されたとの事でまたビックリ。こんな事もあるのですね。

 K氏は、その時代の最も優秀なアスリートたちが、全世界から集まって競う姿がたまらなく素晴らしく元気が出るというが。

まだ、チケット購入のチャンスはあるらしいが、K氏の回復と自分の体力とお金と相談中である。(勉)

2019年5月24日 (金)

『哲ちゃん先生、クジャクサボテンが咲きました』

 10年ほど前、あなたに貰った苗が成長し、株分けしてこんなに沢山の綺麗な花を咲かせてくれました。特に、今年は花芽が多く付き、一遍に開花しましたよ。(勉)

Cimg0344_2

2019年5月17日 (金)

『白洲次郎・正子』

 ひょんな事で『白洲次郎・正子』眠るという案内板を見つける。三田市の息子の家に泊ったときのできごとである。住人の(と思っているらしい)ミニダックスフンドのモモや孫達と早朝散歩に出かけたときである。息子が近くに古い立派なお寺と古い墓地があると言う。由緒あるお寺だろうと思われたので、小高い丘の山頂にある裏口から立ち寄ってみることになった。墓地はかなり大きな区画であるが、墓石は少ないので、改葬され移されたものと思われる。その中、一際広い区画に古い墓石が現れる。九鬼家の文字が読める。そこを後にお寺に向かって下った所に、小さいので見逃しそうな例の案内板があったのである。確かに『白洲次郎・正子の墓』と書いてある。『白洲次郎』というと、先の大戦後、進駐軍(マッカーサー)との折衝に大役を果たしたダンディな人物とのイメージがあった。

 広い白洲家の墓地の入り口に『次郎と正子』の墓石が2基仲良く並んで設置されている。縦1.5m、横0.3m、厚さ0.2m程の表面の荒い石が人の形にデフォルメされ、中央上部に梵字が刻んである。後にお寺に行って知ったが、『次郎』の遺言は、「葬式不要、戒名不要」であったという。墓石は妻の『正子』が有名な彫刻家に、二人分を依頼したとあった。近くには記帳簿と線香がおいてあり、お参りする人の多い事が察せられる。早速、令和元年5月3日、住所、氏名を記してお参りする。

 ちなみに、このお寺は心月院といい、三田市のホームページによると、1633年に初代藩主の九鬼隆が開山したのが始まりとされ、山門は豊臣秀吉が有馬温泉に造営した御殿の遺構といわれる。(勉)

2019年5月11日 (土)

『サラ・ブライトマン』

 5年ぶりの日本公演で会場は立見席まで超満員だった。チケットは昨年12月初旬、ネットをフル活用するY女子にお願いしてやっと手に入れた。4月公演までは時間的な余裕はあったが、アッという間に当日がやって来た感じがした。

 北京オリンピック開会式、サッカー放送のテーマソングなど日本でも良く聞く歌声であるが、ソプラノの美しい声の英国人クラシック歌手という程度で、歌手名までは知り得なかった。クラシックのソプラノの歌にはあまり興味はなかったが、N嬢の素晴らしいからとの誘いに乗って出かけた。

 年齢的には60代以上の人が多いのかなという予想をしたが、実際は結構若い人も多かった。

ホールは最初からスモークがかかった状態で、多少息苦しい感じがした。低音の音が長音で流されており、音の調整か歌手の基本音なのかと思った。

 コンサートが始まると、スモークがさらに噴出してカラーライトと融合して舞台の演出効果を高める。

 バックの音楽は、ヴァイオリン、ヴィオラ、ハープなどの弦楽器を左側に、エレクトーン、ドラム、ギターなどロック風の楽器は右側に配置されている。中央背面にはコワイア(男女20人ほど)が並び、総勢50人ほどでバック音楽を奏でる。

 主役の『サラ・ブライトマン』は、ティアラをつけ女神様の降臨の如きスケール感で、荘厳さを感じる。その歌声は澄み切ったソプラノで高音の素晴らしさ、圧倒的な歌唱力に感動する。

「アベ・マリア」、「オペラ座の怪人」、「ジュピター」、「タイム・トウ・セイ・グッバイ」など良く耳にする曲が多いのに驚いた。クラシック音楽のソプラノに感動したのは初めてであった。クラシックの歌は聞き辛いといつも思っていたが・・・。ちなみにパンフレット、グッズは完売でした。(勉)

1557543803624_2

コンサートのポスター