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2019年11月

2019年11月30日 (土)

『いい湯だなァ』

 「♪いい湯だな!いい湯だな!湯気が天井からポタリと背中に」・・・・と歌いたくなる、湯之元温泉『つれづれの湯』だ。以前、紹介したこともあったが、いつ出かけても心を和ませる嬉しい温泉だ。

 泉質が良いのはもちろんだが、出迎える門構えからどこか料亭を思わせる風情である。御主人が気に入って移築したと聞いた。玄関受付までの通路には石畳が敷かれ、左右には季節の花が咲き、紅葉も楽しめる。池の石橋を渡り大きなガラス戸を「ゴロゴロ」と引くと10畳程の土間があり受付に至る。店主好みの珍しい野の花や花木がいつも何気なく飾ってある。カウンターの前には、近所の農産物が少し置いてある。「いらっしゃいませ。」、「今日は、女性が木のお風呂で、男性が石の風呂です。」と案内があり、入口から温泉にやってきたといううれしい気分になる。

 木の浴室は「木木(もくもく)」といい、湯船から床など全て木で統一されている。石の浴室は「空(くう)」と呼ばれ、湯船、床は石造りである。女性には圧倒的に「木木」が好まれるようだ。「木木」でないとガッカリする声が時々聞こえる。私はどちらも好きだが、「木木」は体に優しい気がする。

 どちらも湯船から見える庭は、大きなガラス窓が全面に設置してあり、額縁の様だ。遠くに杉、ヒノキなどの針葉樹、近くには良く手入れされたモミジ、山茶花、ジャカランダに混じって、多くのバナナの木が眺められ心を和ませる。

 もう一つ気にいっているのが、高温の温泉水を利用したミストサウナだ。普通のサウナ風呂に比べしっとりとした高温のため、水風呂と繰返し数回入っても疲れないように感じる。

 最後にゆったり湯船に浸かって上がる。待合室で、又、ゆったりしたソファーに腰掛けると、ガラス戸ごしに見える庭園の木々が季節ごとに彩りを変える。紅葉や落日が特に美しい。

 そんな『つれづれの湯』に毎週でも行きたいのは山々だが、最近、連休の前日を温泉日に決めた。歳には敵わないかな・・・。(勉)

2019年11月25日 (月)

『干し柿の季節到来』

 道の駅に甘柿、渋柿などたくさん並んでいる。知人のTさんから朝倉名産の志波富有柿が届いた。濃い紅色で大きく甘味が強くとっても美味しい。

 小学校の運動会で食べた灰汁で渋抜きしたアオシ柿の味も懐かしい。渋柿がなんで旨くなるのか今でも不思議だが、普通の甘柿より好きな味だった。道の駅をハシゴして探すが見つからない。造り手がいなくなった故か・・・残念!!

 12月初旬は干し柿を吊るす時期だが、今年は隣のビル新築工事や降灰の影響を考慮し残念ながら中止した。その代わり、焼酎でシブを抜く方法で作る事にした。いま、ビニール袋の中に保存中で、10日程で完成する予定。出来上がりが楽しみだ。

 若い人は柿やリンゴ、ミカンなどの果物があまり好みでないようだ。人はその昔、果物が主食だったとの説もあるが、ビタミンCもたっぷりで、こんなに美味しいのに・・・。(勉)

2019年11月15日 (金)

『レコードプレーヤー』

 昔買った『ハービーマン』のレコードが聴きたくて、ついにレコードプレーヤーを買ってしまった。以前から、新聞の広告に掲載されるのを見るたびに、実家の今は使っていないステレオの中に置きっぱなしの『ハービーマン』のレコードを聴きたいものだと思っていた。

 購入のきっかけは、6月、新聞の片面全部を使った大々的な広告である。これだ、と思って切り取り、会社に持参し熟考してみる。やっぱりレコードを聴きたいという思いが強かったので、ネットで注文した。しばらくして品物が届いた。早速、荷を解き中味を検める。やっと買った安堵感とともに製品の質感の安っぽさが目に付いた。取敢えず電源を入れてラジオを聴いた。レコードは準備が必要なため日を改めて聴く事にした。

 それから、なかなか聴こうと言う意欲が湧かない。楽しみにして心が弾んでいたのが、第一印象でちょっとガッカリ、残念な裏切られた気持ちは否めない。「安物買いの銭失い」とは良く言ったものだが、一回は聴きたいと思いつつ11月も半ばを過ぎようとしている。

 『いい音出ますよ!』とプレーヤーは言っているようだが・・・。(勉)