「贅沢な午後」
休日は超忙しい。たくさんのことが待ち構えている。晴れた日はなおさらである。
まず「せ」から出発。次に「そ」にとりかかり、「さ・す」と続く。そして又「そ」に戻る。すっきりとした秋空を眺めたいがための窓ガラス掃除に時間をかける。濡れた新聞紙でていねいに、次いでしっかりと絞った新聞紙、さいごは乾いた新聞紙でふきあげる。景色が生きいきと蘇ってくる。
太陽の炎の雫もやさしく澄んだ秋空相手に、いつもより熱く淹れたたっぷりのコーヒーをゆっくりと頂く、ゆったりとした贅沢な午後のひととき。(由)