「レット・イット・ビー」
気がつくと聴いている。
ビートルズ解散前の最後のオリジナル・シングル。メンバーの心がばらばらになり、どうなるのか、どうすればいいのか、どこに向かっていけばいいのか、孤独な心境で、ポール・マッカートニーがピアノを弾きながら歌う。青春の日々への感傷なんてものではない。今の心の魂に響く。なすがままに・・・と、心のままに、今を生きなさい。そうすればきっとみえてくる、答えが。きっと大丈夫、きっとうまくいく。心の内側からこぼれ出てくる呪文。曲に身をゆだねていると静かに本当に静かに心が癒されてくる。(由)