« 「神無月のアサガオ」 | メイン | 「霜月の銀杏」 »

2011年10月20日 (木)

「わくわくの収穫」

かつて恩師と共に、あちこちと田舎に散歩に行った。今の時季は自然の恵みがたっぷりと準備されていた。銀杏、山葡萄、むべ、そして楚々とした秋の草花達。私の田舎に行った折、母も傘を持って参加。使用目的は零余子(むかご)用。逆さに持ち、蔓をひっぱり揺らす。あっというまに沢山の収穫。一番はしゃいでいたのは、子供に返った恩師と母。ところが、喜んで齧った恩師の苦いとの声。何故?ニガガシュウが紛れ込んでいた。丸いハート形の葉、ぶつぶつのいびつな零余子。山芋仲間の鬼っ子だ。食べられない。本物を塩茹でとバター炒めでお口直し。秋の夜長のお酒にぴったりと恩師がにっこり。今でも零余子をみるとあの笑顔を思いだす。(由)

日本環境技術コンサルタントのホームページ

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/310923/27310763

「わくわくの収穫」を参照しているブログ: