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2011年10月

2011年10月20日 (木)

「わくわくの収穫」

かつて恩師と共に、あちこちと田舎に散歩に行った。今の時季は自然の恵みがたっぷりと準備されていた。銀杏、山葡萄、むべ、そして楚々とした秋の草花達。私の田舎に行った折、母も傘を持って参加。使用目的は零余子(むかご)用。逆さに持ち、蔓をひっぱり揺らす。あっというまに沢山の収穫。一番はしゃいでいたのは、子供に返った恩師と母。ところが、喜んで齧った恩師の苦いとの声。何故?ニガガシュウが紛れ込んでいた。丸いハート形の葉、ぶつぶつのいびつな零余子。山芋仲間の鬼っ子だ。食べられない。本物を塩茹でとバター炒めでお口直し。秋の夜長のお酒にぴったりと恩師がにっこり。今でも零余子をみるとあの笑顔を思いだす。(由)

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2011年10月19日 (水)

「神無月のアサガオ」

 涼しくなってきて俄然元気になった感のある京生まれの「マルバアサガオ」。連日たくさんの花をつけだした。今年の夏は息も絶え絶えだった。ところが、かすかな秋の兆しをキャッチするや否や大きなハート丸葉が逞しく繁り始めた。今や、西洋紅の可愛い小輪が花盛り。在来種のあさがおと異なり受粉のお世話もいらず、種子がしっかりと垂れ下がっている。熱帯アメリカ原産というのに、暑さに弱くなったのかな。江戸時代に渡来というけれども、いったいどのようにしてやってきたのでしょうか・・・(由)

2011年10月17日 (月)

「寒露のぷれぜんと」

 それは栗。味が濃くなってきた。お鍋の悲鳴が聞こえそうなくらいの強火で炊き上げるのが私流。焼栗に負けないくらいのほっくりとした味になる。食べ始めると止まらなくなってしまうご贔屓のひとつ。種子がこんなに美味しく変身するなんて自然に感謝。今年は例年になく分け合って食べる栗虫達が、ほとんどいない。どこに行ってしまったのかな・・・うれしいけれどもすこし寂しい。(由)