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2009年3月

2009年3月16日 (月)

ふつうのおやじ

 今日車の中でラジオを聴いていたら、おじさんのブームの移り変わりについてやっていた。そのラジオによると、数年前は「チョイ悪オヤジ」、少し前は「枯れたオヤジ」、そして今は「普通のオヤジ」がブーム?なのだという。

 はじめのうちは、「『普通のオヤジ』ね~」と聞き流していたが、時間が経つにつれ疑問がわいてきた。

「普通のオヤジって何?普通って何?」

 ま、「普通」について思うことは色々あるけれど、最後に一言

きっと、このブームが来てこっそりほくそえんでる人が、自分以外にもいるはず・・・

 そういえば、この普通のオヤジブームの関連で「ちゃぶ台返し世界選手権」が紹介されていた。

もう一つ疑問が、「ちゃぶ台を返すオヤジは普通なのか?」(D)

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2009年3月13日 (金)

「素敵に変身」 

珍しい山桜の蜂蜜を頂戴しました。都会に暮らす若い人からです。可愛い小瓶です。思いがけない贈り物、しかも大好きな山桜が蜂蜜に変身して現れたようです。しばらくして、真紅の薔薇のジャムと薔薇水も届きました。ちょうど映画「旅情」の燃えるような赤のゴブレットを思い出していた時だったので、驚いてしまいました。食するにはもったいないほど綺麗な真紅です。紅色の変身にすっかり見とれてしまい、まだ封を切れません。香りと味覚は、喜びの日に皆で楽しんで分け合うことにしましょう。薔薇をこよなく愛でたクレオパトラのようにちょっと優雅な気分に浸れることでしょう。(由)

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2009年3月11日 (水)

「しっかり鍵をかけましたが・・・」 

汽車の旅によくでかけていた頃、門限の非常に厳しい共済の宿が主で、1泊だけはちょっと贅沢なところにと決めていた。東北に行ったとき、十和田湖畔のちょっと大きなホテルに泊まった。夜中に変な物音と冷たい風で目が覚めた。灯りを点けてびっくり。宿の人のばつの悪そうな顔。布団部屋も兼ねた広い部屋だったようで廊下側の押入れが部屋の内外から開けられて寝具がとりだせるようになっていた。鍵を閉めても用を成さない部屋だったという訳だ。感心したり呆れたりの高級な宿だった。(由)

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2009年3月10日 (火)

「魚よりも雲丹よりも・・・」 

ちょうど今の時季、思い立って友人達と呼子に遊びに行った時のこと。朝、呼子港で壱岐行きの船を見つけ急遽、乗ってみようということになった。タクシーで島内一周をしていると、塩風をうけて立派に育った綿毛をまとった石蕗が目に飛び込んできた。美味しそう。すぐに意見が一致した。ドライブどころではない。運転手さんも巻き込んで石蕗採りが始まった。帰りの船中で皆の視線を浴びながら、両腕一杯の石蕗に意気揚々としていた私達、壱岐までなにしにいったのやら。(由)

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2009年3月 9日 (月)

「こんなにも素晴らしい。」 

山桜が一番好きである。花も葉も樹肌も、山桜の全部が大好きなのである。まだ春の寒さの残る季節の今、ひときわ気高くそして奥ゆかしく佇んでいるその風情がなんともいえない。会社の近くの公園に、白く、ほっこりとしたかたちの大輪の花びらの樹があった。幼葉は薄紅色で、遠目にも明るく美しさが映えていた。かってに私の山桜と決め、毎日会いに通っていたが、公園の工事でなくなってしまった。永眠した時は、この樹の根元にこっそり埋めてもらう心積もりでいた。もっとも毒素で樹が枯れるからお断りと言われてしまったのだが。ときめいて山桜の季節はあっという間だ。(由)

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2009年3月 6日 (金)

「けぎらいしなくても」

 

誕生日が母と同じ日である。母は3月の忘れな雪、私は春雷の日であったと祖母から聞かされた。雪というだけで静謐な天上界のイメージがあり、忘れな雪となるとさらにロマンティックな雰囲気を漂わせている。一方、雷は天上界から下界へ打撃を与える為に放たれた爆音の悪者の感がある。ところが、古から雷様を祭った神社も多々あるという。ギリシャ神話では、神々の王たるゼウスは天空の雷神、ローマ神話のジュピターも同じ最高神だ。雷様のお陰で今日まで元気に過ごせているのかもしれない。雷様に感謝することにしよう。(由)

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2009年3月 5日 (木)

「食い意地」

 

船釣りに行ったときのこと。本命の魚ではなく、蛸を釣り上げ大喜びしたことがあった。魚よりも蛸が好きなのである。蛸の触手は8本、そのうち腕が6本で脚は人と同じく2本だという。大きな頭にみえるのは胴で、そのすぐ下の頭から腕や脚が生えているというわけだ。蛸の血液中にはヘモシアニンという緑色の色素が含まれており、青い血にみえるという。かつて読んだSFに宇宙からやってきた色白の美少女が怪我をしたら緑色の血が・・・というくだりがあったのは、蛸がヒントだったのかしら。宇宙人は蛸みたいな姿にも描かれる。食のみならず想像をたくましくすれば、もっと世界が開けるのかしら。(由)

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2009年3月 3日 (火)

「記憶は」 

雛月の雛の日が近づいてくると、あちこちで絢爛豪華な雛飾りに巡り合える楽しみがある。子供の頃、高嶺の花、憧れのお雛様飾りだったので、今でもうきうきとしてくる。母のお雛様は土雛で、最近まで床下に鎮座ましていたという。ちょっとお目にかかってみたかったと想う。

雛飾りはなくとも、月遅れの旧暦に、ばら寿司とお吸い物とお煮しめと蓬餅がお祝いの料理に並んだ。野山を駈け回って、三つ葉や蓬の新芽や石蕗を摘むのも楽しかった。臼でついた香り高い蓬餅を炭で焼いて食べたくなってくる。いくつになっても食べ物の味はしっかりと記憶に残っている。(由)

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2009年3月 2日 (月)

「隠れ処」 

かくれんぼが楽しくてたまらなかった頃があった。飽きもせず毎日のように仲間で集まっていた。なかなかみつからなかった隠れ場所は高いところだった。葉が茂って下からは見えにくい座り心地のよい樹の上。屋根に上ったこともあった。ところが、鬼より先に見つけて飛んで来たのは、通りかかった小組合長さん。監督不行き届きと母共々お叱りを頂戴した。高いところが好きで、時折屋根に上っていたけれども両親から咎められたことはなかったが、禁止令がでた。見晴らしのきく心地よい本当の隠れ処だった。(由)

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