「もしかして雨」
雨の気配がする。匂いと音で感じる。湿った特有の匂い。雨音ではなく、一瞬急に静寂、そして遠くから濡れた音が聞こえてくる。なんと原始的な感覚。雨粒が涙形ではなく、球形、お饅頭形なんて、ちょっとエレガントさには欠けるような気がするけれども、水玉模様が降ってくると思うと楽しくなる。とかく雨には暗く寂しいイメージがつきまとうけれども、アフリカのような乾燥地帯では、それこそ天の恵み、うれしく楽しいもの。恵みの雨のための靴を準備しようっと。(由)
雨の気配がする。匂いと音で感じる。湿った特有の匂い。雨音ではなく、一瞬急に静寂、そして遠くから濡れた音が聞こえてくる。なんと原始的な感覚。雨粒が涙形ではなく、球形、お饅頭形なんて、ちょっとエレガントさには欠けるような気がするけれども、水玉模様が降ってくると思うと楽しくなる。とかく雨には暗く寂しいイメージがつきまとうけれども、アフリカのような乾燥地帯では、それこそ天の恵み、うれしく楽しいもの。恵みの雨のための靴を準備しようっと。(由)
5月は薔薇のもの。ご近所のピエール・ドゥ・ロンサール。楚々とした蕾が開花するにつれて淡い繊細な色合いの変化とぎっしりと込められた花びらみせてくれる。ヴォリュームのある大輪花は、重たげにうつむいて、枝を覆い隠すほどのたくさんの花花花。ルネッサンス期に薔薇を謳ったフランスの詩人の名前を冠しているが、今や詩人よりも大人気。ピエール・ドゥ・ロンサールを愛でていたら、我が家のベージュの薔薇が今までになくきりりと際立った美しさをみせてきた。やきもちかな・・・?(由)
連休の匂いの正体は、何?いつの頃からだったろうか。ゴールデンウィークが近くなるといつも特有の匂いを風の中に感じる。カレンダーよりさきに、臭覚で休みの訪れが近いのを知るなんて、なんと原始的なことかと思ってしまう。花の香りではなく、初夏の薫り、しいていえば、若竹のような感じだろうか。戸外へ出ようよと誘うようなときめきのたよりだ。不思議なことに、休みが終ると薫りも消える。(由)
いつも走り読みの私は本だけでは取捨選択が多いので、ご本人のお話が聴けると走っていく。思いがけず、飛び上がる位うれしいことに、遺伝子工学の村上和雄先のご講演にご縁があった。にこりともされない先生、ご著書からのイメージと異なる?いえいえ、表情を変えずにたんたんとユーモアたっぷり。32億文字の遺伝子情報をもつ70兆分の1の奇跡の賜物たる「人」のスィッチは2%以下しかはいっていないという。感動が入力スイッチになると言われたけれども、全部入ってしまうとどうなるのかな・・・。星の王子さまと同じことば「大切なものは目に見えない。」がお似合いの先生は73歳。今から年齢を問われたら、地球年齢は38億歳、宇宙年齢は137億歳と答えることにしょう。(由)
最近お隣さんで暮らし始めた赤ちゃん犬。まだお目にかかったことはないのですが、帰宅すると玄関の中から吠えてお出迎えです。犬好きでも怖い病の私でもご近所の老犬達とは、すっかりかお馴染みで仲良しなのです。先住民は私なのですから、よい友達になりましょう。でもご近所さんのペットの鶏さんとは意思疎通はちょっと無理で追いかけ回されたこともあるし・・・(由)
桜には皆大騒ぎをするけれども、躑躅にはそれほどの思い入れがないように思える。石楠花に引けをとらない華麗さなのに、目線の違いからだろうか。近郊の山里によく散歩に行っていた頃、全山赤いつつじの光景に出会い、息をのんだことがあった。かつて、山につつじが咲くと苗代に籾を蒔いたと聞く。鮮やかな赤いつつじは神聖視され、山から里へ田の神をいざなうものと農耕にたずさわる人の畏敬の念を集めたという。昨日、土に親しむ友人は真っ赤な躑躅に出会い、呼び寄せられるように購入したという。(由)
なんじゃもんじゃ通りをご存知でしょうか?中央駅の西側、大楠並木を過ぎてトンネル側にあります。白い細い花の樹冠、水戸黄門様が名づけ親とも聞く「なんじゃもんじゃ」のミニパレードです。和名は「ヒトツバタゴ」。別名「雪の花」、「こくさ花」。何故か対馬と木曽川流域だけに自生して天然記念物に指定という。なかでも対馬の鰐浦は一目千本というほど湾をとりまく崖すべてに自生し、花期には山も海も白く染め、芳しい香りに包まれ、「海照らし」と呼ばれていると聞く。想うだけで旅気分に。(由)
知人と食事に行ったときのお話。レストランの二階がホールになっていました。美味しい食事が終わった頃、ちょうど二階でもレストランウェディングが終わったらしくて拍手が聞こえてきました。その時、化粧室に立った知人がなかなか戻ってこないのです。お祝いのお客様が大勢帰られてからやっと戻ってきて曰く、「二階の踊り場に化粧室があり、ちょうどその前に新郎新婦が並んで、丁寧にひとりひとりと握手して御礼の言葉を述べてお祝い客のお見送りが始まってしまった。出るに出られず、缶詰。皆が帰ってから、きれいな新婦がドアを開けてくれた。おめでとうございます、と挨拶したけれども、恥ずかしかった。」ですって。(由)
「Satsuma」は海外では蜜柑のこと。鹿児島は蜜柑発生の地ゆえかと思いきや、明治に苗木が旅立っていったから。今でこそ、バナナに王座を譲ってしまったけれども、日本人の需要が一番多かった蜜柑の種類の豊富なこと。個性豊か、そして長い期間楽しめてうれしくなってしまう。美味しい地元のぽんかん、たんかんを声高にさつまブランドで皆に発信してしまう。肌が黄色くなるほど食べてしまう一番贔屓は、味、香り共にこくのある素晴らしいたんかん。たんかんが終わると夏の薫りがしてくる。(由)
ふたたび天満 敦子さん。無伴奏ヴァイオリンコンサートの感動は、時が経っても消えない。無伴奏だったからこその感動。天満 敦子さんはヴァイオリンの化身と化していた。力強く、やさしく、切なく、情熱的に語りかけてきた。演奏終了後のサイン会で見せた素顔は、迫力の演奏の疲れもみせず、老若男女に大きな声で気さくに語りかける姿だった。そして、なによりも圧倒されたのは、力強く一瞬の超超スピードのサイン。(由)