2009年8月21日 (金)

「年齢は」

鮮やかな黄色、すっくと伸びた大輪の夏の花、ひまわり。向日葵は日の出から日没まで太陽を追いかけると思っていた。本当は、明るい方に向かって咲く向日性の花という。古来「太陽の花」、「太陽神の化身」として崇拝されてきたのは納得。炎天下に、堂々として、大きな葉をなびかせて太陽とおしゃべり。成長期の若い花ほど強い向日性があり、長ずるに従って薄らぐなんて・・・自然の妙。頂戴した八重咲きのゴッホの向日葵はいくつ。(由)

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2009年8月20日 (木)

「ぬばたまの夜に」

かつて漆黒の桜島の噴火に遭遇したことがあった。大音響と共に一瞬の稲妻とも花火ともつかない閃光の迫力に息をのんだ。後始末は大変。拭き掃除をしてもしてもいつの間にか家の中に侵入している細かい尖った粒子の火山灰。髪はがちがちになり、皮膚はちくちくする。今年の夏は久方振りに桜島が大元気。連日の降灰は日蝕にびっくりしたのか、それともエールでしょうか。プレゼントはもう十分頂戴致しました。桜島大好き鹿児島県民ですが、もうそろそろ夏休みにされては如何でしょうか。(由)

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2009年8月19日 (水)

「にっこりと」

夏の朝の楽しみのひとつは、通勤途上のお堀の蓮との出会い。元気よくひしめきあった大きな蓮の葉、澄んだピンク色の花がアクセントを添えている。花の開閉を3日繰り返すというが、凛として上品でとても素敵。でも、花びらが開くにつれ花托が見え始めると、蜂の巣というよりも豚さんの鼻を不遜にも連想してしまうのは極楽の花に対して失礼かしら。さらに荷葉飯が、蓮根が浮かんでくるのです。夏に元気な食欲をくれる天上の植物は青い花もあるとか・・・(由)

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2009年8月11日 (火)

「二番生り・・」

夏といえば、西瓜。七夕には必ず大きな西瓜をお供えしていた。今でも1個食べられるくらい好きである。子供の頃、農業にとても研究熱心なご近所さんがいた。ある夏のこと、大小の形もさまざまな西瓜を抱えて登場。大発明をした。これは、金西瓜。細長い形で、割ってみると果肉がオレンジ色で味もまあまあ美味しかった。そして大事そうに、これは、銀西瓜。白い果肉でちょっと心許ないやさしい味だったけれども、感動したのは、母一人。いったいどこまで食べてよいのやら、西瓜は目でも食べるものだと感じてしまった。コンクールに出品と張り切っていらしたのだが、翌年は西瓜卒業のご様子だった。(由)

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2009年8月 7日 (金)

「懐かしい顔」

北欧で失敬して食べた生垣の小さな青いりんご。甘酸っぱくて美味しかった。日本のりんごは、害虫との競争と聞く。りんごの木村 秋則さんの笑顔に魅かれて読んだ本は、害虫と益虫の話が新鮮。葉っぱを食べる害虫は、草食で穏やかな顔。その害虫を食べる益虫は、肉食なので獰猛な顔という。必ず害虫が先に孵化し、そして益虫は後から孵化する。害虫のハマキムシの半分は先に孵化して どんどんリンゴの葉を食べる。のこり半分は、後から孵化して、益虫のテントウムシに食べられる。食べられるために生まれてくるハマキムシがいるのだという。自然界はそうやってバランスをとって生き物たちが共存している。感動の害虫に面会をしてみよう・・・(由)

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2009年8月 6日 (木)

「とっても風鈴」

 

風鈴。耳から涼しさをもたらしてくれる。ほんとうに温度がさがり冷風がくるわけではないけれども、音色の余韻がとても心地よく響き爽やか気分になる。法然上人が愛でて風鈴と名づけたと聞けばなお更に自然な癒しの音に聞こえてくる。小さい頃から、私のご贔屓は南部風鈴。今年も早々と6月から夏の気配と共にお出まししている。(由)

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2009年8月 4日 (火)

「出番は・・・」

竹箸が好き。細くて軽くて清清しい青竹の黄緑色、爽やかな香り。かつては、田舎の竹工場まで無加工の品を求めに行き、冷凍庫に保管していた。耐久性がないのが残念だが、箸、掃除用具、最後に園芸用具になってお終いと自然に還る。10年程前にマイ箸を持ち歩いていたことがあった。ちょっとお洒落な塗り箸だったが、出番がないまま、プレゼントしてしまった。又、マイ箸が復活の兆し。去年素敵な塗りの携帯箸を頂戴して、相応しい縮緬の箸袋を準備はしたのだが・・・只今バッグの中で睡眠中。今日は箸の日。(由)

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2009年8月 1日 (土)

「冷たくないすーぷ」

暑いというより熱い夏にヴィシソワーズスープ。鹿児島紳士の知人は、ホテルでこのスープを初めて食した時、冷めた料理をだすなんてこのホテルの品格も落ちたものだと思ったと今でも話す。母の創作は、とろ火でことこと焚いたじゃが芋と玉葱をすり鉢ですりおろして再度豆乳でのばして火にかけ塩味をつけたじゃがすーぷ。どうも食べる直前にすーぷの真ん中に黒胡椒を3振りするのが一番のポイントと思っているらしい。本人にとっては、得意な洋風、本当は和風なすり流しでしょうか。(由)

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2009年7月23日 (木)

「ちいさな花」

茉莉花の可愛い白い花が次々に咲いています。奥ゆかしく楚々とした香りをそこはかとなく漂わせる風情に心魅かれます。ジャスミンと呼ばれる花の中でも一番のお気に入りは、遠くアラビアからやってきたモクセイ科の茉莉花。遊びに来た南の国の友人が、ジャスミンティーが咲いている、と感動のことばを発しました。古の人々は、乾燥させた花を衣類にはさみ移り香を楽しんだという。私は心安らぐジャスミンティーで口福タイム。(由)

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2009年7月22日 (水)

「大自然の妙」

日蝕鶯?夏というのに、早朝、神社から鶯のさえずり。「ホー」、ちょっと間があいて、「ケキョ」。なんとも心許ない鳴き声。春告げ鳥が日蝕告げ鳥になってやって来たようだ。5,6羽がばたばたと飛び立った。かつて読んだエッセイのなかに、ひとり旅の山中で日蝕に遭遇、鳥達があわただしく騒ぎ始め不思議な雰囲気に包まれたと書かれていたのを思い出した。人もときめく、ましてや自然と共生している動植物はなおさらのこと。幼い頃の日蝕の思い出は校庭に踊る三日月の形の影。(由)

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